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バニラ・エア〜 [日記・雑感]

お久しぶりです。
また更新が随分空いてしまいした。
時々覗いてくれているみなさんほんとにスミマセン(´・ω・`)
それにしても暑いですねぇ。。(*´ω`*)

さて、今回はネットをざわつかせているバニラエア問題について書こうかなと。
なんかね、ほんとに許せないなぁと思ったので。
久々の更新が長文で重たいものになってすみませぬ。
無理に読まなくても良い内容ですので、お暇でご興味ある方はって感じでどうぞ。



今回の件は渦中に障碍者の方の関わりがある事で一気にデリケートな一件になってしまっています。

ここでは障碍者と表記させて頂きます。
僕としては障害者でも障がい者でもなんでもいいと思っていますが。
表記法なんぞをこちら側が意識している時点ですでに差別というか特別視が始まっていると考えます。
実際に関わる現場でどうするかというのは、相手の捉え方に対して気遣いをしなければいけない
という事になりますが、個人的にはこういう事に拘るのは双方やめるべきだと思っています。
そこに悪意がなければ読み方など大した意味などないからです。

と、この名詞一つとっても揉めるのです。ほんとにデリケートですよね。



騒動の発端は朝日新聞の報道から始まっています。
http://www.asahi.com/articles/ASK6H4HCWK6HPPTB004.html


結論からいいますと、バニラエアを叩くという目的を達成する為に書かれたこの報道が一番の問題です。
そしてそれを後押しし畳み掛けるようにTV報道でもバニラエアが障碍者差別をしている、
という報道になりました。
ニュースで見た時は僕自身も酷いもんだなぁくらいに思っていました。
でも調べてみると実情は全く違ったものでした。



バニラエアーは「車椅子利用の乗客は5営業日前までに連絡を」と明記されています。

なぜ連絡が必要なのか。車椅子利用の方が一人で航空機利用を完結する事ができない可能性があるからです。
まぁ誰にでもわかることですよね。場合によって人材や機材の準備が必要となります。


こういうルールがある中、木島英登という人物がこの関空-奄美の往復を利用します。
事前連絡なしで。

そして本人はTVでこう公言しています。「事前連絡などしない。めんどくさい」


もうこの時点で、ん?今なんつった?状態なんですが、
事前連絡しても一律で断られるから連絡せずに突然行く方がいい、
というのが彼の言い分。

実はバニラエアは一律断るというような対応をしているわけではありません。
元々こういう注釈が規約についています。


◯奄美大島線ご利用のお客様へ
奄美空港施設要件に伴い、奄美空港出発/到着時にターミナルに接続されている搭乗橋を
ご利用いただけない場合がございます。その際には、階段昇降機をご利用いただいての階段昇降となります。
事前の確認事項がございますので予約センターまでお問い合わせいただきますようお願い申し上げます。



要するに施設設備上の中で安全を確保できない場合は乗車をお断りするということです。
もう当たり前の事です。現状乗せたら危険が伴うから断る、という話なんですから。
ジェットコースターに120cm以下の人は落っこちるかもしれないから乗せられない、というような事です。



百歩譲って、一般人がこのように考えてしまい、空港の準備や苦労に頭が回らずこういう風に
思ってしまう事もあるかもしれません。
ですが、仮にもこの木島という人は「バリアフリー研究所」を掲げたNPO法人の所長をしています。

この立場で事前連絡がめんどくさいとはどういう事なのかと。
むしろ施設利用時には先方への確認と摺り合わせをしましょうと周知をしなければいけない立場です。


また、こういう事を自身のブログに書いています。

「小(便)は座席でするので何も心配ない。〜毛布やジャンパーで隠して、バレないようにこっそり容器に取っている。医療器具は使用しない自力排尿。
隣が席を外したときや、寝ているときなど、隣の迷惑にならないように、するタイミングは計らう。
今までに、周囲から苦情を言われたことは一度もないし、気づかれたこともない。
そりゃ、普通にトイレに行ければ良いが、トイレに行けないから、座席でするだけである。
毎度毎度フライトアテンダントがアイルチェアーをもってきてトイレに連れていってもらうのは大変。
忙しいときなどは、手助けはしてもらえないため、行きたいときにトイレに行きづらい。
座席で尿をとることは最善ではないが、最も効率的な解決策である。互いの手間が省ける。」

言ってる事の裏にある気持ちはわかる。改善が必要な事もあるでしょう。
でもそのやり方は確実に間違っている。


想像してみてください。隣の座席に体の不自由な方が座り、座席から異臭がし始めた場合。
何やってんだ!とはっきりと言う人いると思いますか?
多くの人が気づかないフリをしてやりすごすはずです。
この気づかれたことないしやっていい、という傲慢極まりない考え方は最悪です。
気づかれたことないなんて完全に思い込みなわけで、
「障碍者なのだから仕方がない」という盾を最悪の方法で行使した例でしょう。

この人がやるべき事はこういう事ではない。
如何に負担なく、そして周りの乗客にも極力不快を与えないようにするには
どうすれば良いのか、自身体験を糧に施設や社会と考察を重ね、提案していく事です。
こんな独りよがりの誤ったプチテクニックを勝手に広める事ではありません。

もしやるのなら、座席での排泄を実施しその後、周りの乗客にアンケートをとり、
本当に臭わなかったか、不快に思わなかったか等の調査を繰り返し、
そのデータを基に航空会社や各省庁と協力して負担の少ない座席での排泄方法を
模索していく、なんていうやり方をしたのなら、
さすがバリアフリー研究所だわ、と感心できる面もあったでしょう。

少なくとも、そういう排泄方法をとっていてもこんな記事はその立場で載せてはいけない。
他の障碍者の方がルール無視でこういう事をやっていると誤解される事につながりかねないからです。


そして一番許せないのはこの文章。

「交渉成功のポイントは、仮に搭乗できなくても構わないと覚悟し、
その場合は人権問題として裁判も辞さないという毅然とした態度に係員がおじけづいたこと。
裁判でどちらに非があるかは、彼らにも明らかなのだから。」

原文そのままです。もはやチンピラです。
怖気づかせた事を誇っているのですから。

自分が例えばお店を経営する事になったとすると、
こういう風に怖気づかされる立場に立たされる可能性がある事を考えるとものすごく恐ろしい。
やくざが来て脅される方がまだマシです。警察呼べますし。
この人がきたら、人権を振りかざしてくるわけですから、誰もこちらの味方をしてはくれません。


障碍者なのだから。というのは周りや社会の側から
そこに気遣いと思いやりを持って寄り添う際に存在して良いのであって、
当人がそれを盾に配慮を迫っていいものではないのです。
これは別に障碍者だけに特化した話ではなく、
例え健常者同士でも同様ですよね。



話を戻します。
今回の件でとても違和感があるのは、格安航空であるバニラ・エアを利用している事です。
そもそもバニラは7月末にストレッチャーを設置する予定だったのです。
今回の件で予定が前倒しになりました。
さらには11月には第二搭乗ブリッジが完成予定であり、これは木島氏も知っていたはずです。

関西-奄美間の車椅子対応が決まっている事を知っている上で、
今回この騒動を起こして何がしたかったのか。
もし奄美に車椅子対応の予定がないという場合、これは今回の行動の理屈は通るかもしれませんが、
対応される事はすでに決まっていたんです。

百歩譲って全て知らなかったとしても、今回の行動を起こす前に
NPOバリアフリー研究所の所長として、奄美の対応予定状況を確認の上で引き起こすのが道理です。
まぁ本人のブログにも11月の件は書いていますし知っていたと思いますが。
逆に知らなかったのなら、バリアフリー研究所なんて名ばかりのただの素人特攻団体という事になります。



そしてこの案件の後、こういう行動をとります。


障害者差別禁止法に基づく、異議申し立て(相談)をしました。
鹿児島県障害福祉課(障害者権利擁護センター)、大阪府福祉室障がい福祉企画課に電話。
国土交通省、新聞社、テレビ局などにも報告



おいおいおいおい、なんでだ。おかしくない?
よし、千歩譲って、仮に奄美の車椅子対応予定の事を
この旅行を終えるまで知らなかったとしましょうよ。

この案件の後、確実にバニラ側に説明を求めますよね?
だってそれが木島氏が運営するNPO法人の仕事なんですから。
そしてバニラ側はこのような回答をするはずです。
「計画は進行中で車椅子の乗客には全て対応できるようになります。」と。

そうです。ここでお前の仕事は終わりだろうが。という事です。


この時点ではバリアフリーに関する問題点の排除がなされるという事を知っていたのは100%確実です。
なのに、その後になぜあちこちにふれまわった?



この事から目的はもはやひとつしか思い浮かびません。
売名という事になります。
他に何か目的が思い浮かぶ人は是非教えてください。
特に新聞社とTV局に持ち込んでいる事が決定的です。
もしメディアへの持ち込みがなければ状況改善が目的と捉えられなくもない。
(それでもすでに改善予定だったわけで意味は不明ですが)
新聞、TVに持ち込んでる時点でやる気まんまんですよね。


そして、障碍者にタラップを這って登らせた、という歪んだ報道につながっていくのです。
これは木島氏が朝日と組んでその表現としたのか、朝日が勝手にやったのかはわかりません。
木島氏本人は朝日がやった事だとラジオで言っていましたが。


大体、空港職員が這って登れなんて言うはずがありません。
事実は、往路の関空チェックインカウンターで自力、または
付き添いのサポートでタラップを歩いて登ることが可能かどうかを聞かれたんです。
奄美がタラップだから。
で、木島氏はできると嘘をついたんです。
関空は搭乗口から乗れますから問題ありません。でも乗った飛行機は降りるしかありません。
往路の奄美では車椅子ごと神輿のように降りるという規則違反を見過ごすしかありませんね。
めちゃくちゃ危険です。真面目にアホだと思います。

ところが復路が問題です。多分職員も警戒していたのでしょうね。
タラップに登る段階で付き添いが車椅子ごと持ち上て登ろうとした為、
転落の危険性から止められた。という事です。
木島氏はラジオで「申し訳ありません。しれっとやろうとした、見逃してくれたらいいのにな。と。」
などと言っていました。
上の情報はラジオからの質問をバニラ側が回答し木島氏が確認するという形だったので正確なはずです。
で、自ら這って登ったというわけです。これもきっと無理やりでしょう。
職員は確実に困り果て、そして心配しながら対応していたはずです。


事前連絡なく、さらには嘘までついて突っ込んできた木島氏を現場職員全員が困惑の中、
何とか配慮しようとした事を想像するのは容易いですよね。
他の乗客もおり、出発時刻も迫る中、大変な思いで業務をこなした事でしょう。
ほんと、よくもまぁこの状況を悪と称して垂れ込んだなぁと思います。
絶対無理。。神経がわからん。




さて、今回の件で生み出されたものとは何でしょうか。

障碍者と健常者、それをとりまく社会がコツコツ積み上げてきたモノの破壊。
これが8-9割だと僕は思っています。
これは設備の話ではありません。心の有り様の話です。

無償という言葉すら少し違うなと感じるほど、ただただ人として助けたいという思い。
障碍者だからというわけではなく、怪我人でもご老人でも、
目の前の人ができなくて困ってる事に直面している場面で、
できる事をできる範囲でやってあげたいという思いやりです。
ここには大それた感情は存在しません。
こういう思いに致命的な打撃を加える事になっていると感じます。
ヤフーのコメントやツイッター等をはじめとするネット上では、
肯定派と否定派で分断が起き、内容に目を向けるとこういう意見も目立ちます。
関わると面倒くさい事になるんだな、と。
これだけではもちろんなくてもっと辛辣なのがたくさんあります。


バリアフリー化の施設や機材なんて、極端な話お金があれば簡単にできるわけです。
それほど難しい問題ではありません。実務でしかない。

ですが人の心はそうはいきません。
この側面は、かなり長い期間をかけて積み上げてきた理解があったはずです。
その理解からお金や法律が生まれ施設等も充実していきます。
根本は人の心なわけです。


きっとすぐにこのニュースは次のニュースに食われると共に
時間が風化を促し表舞台から消えていくでしょう。
ですが今回生まれてしまった、障碍者に関わると面倒くさいかも、
というような臆病風に吹かれたとても小さなほころびは、
日常のその場面場面で姿をあらわす事になります。


個人的には確信犯だと思っていますが、そうでなくても木島氏のやらかした事が
残すそのほとんどが負の遺産となるでしょう。
問題提起できてよかった、等というアホがいますが、問題提起できれば手段は
どうでもいいのかという話です。
ISISのテロでも問題提起になっていますが、あれのどこが良いのか教えて欲しい。
電気街での無差別殺傷ですら問題提起となりました。あれのどこに擁護できる点があるのか。
命が関わっていないから?とんでもありません。
航空は最も命に対して管理義務を背負っているところです。
その現場でルールを無視した問題提起などあっていけません。

そんな結果論に乗じて今回の行為を擁護する事は無意味どころか害悪でしかない。
世の中のルールは完璧ではないし、完璧になる事はきっと永遠にない。
日々価値観が変わっていくその中で、少しずつみんなの手で捏ねて形を変えていくものです。
自分がおかしいと感じたルールには、それを無視して突っ込み問題提起して英雄になる。
これがまかり通るのだとしたら、もうみんなやればいいじゃない。
5年後にはみんなモヒカンになって釘打ちつけたバット振り回しながらバギーで荒野を走っていますよ。


バニラエアー側は弱者なのですぐに謝罪し設備導入予定を前倒し対応しましたが、
木島氏は現在のところ謝罪がありません。
まぁブログに「議論するキッカケになれば嬉しいです」とかお花畑が咲きまくっている文言書いていて
1mmも悪いことしたとは考えてはいないでしょうから謝るわけもありませんけれど。
TVや報道ではこの件は腫れ物でしかないので、今後報道される事はないでしょう。
基本メディアに正義なんてありませんから、メリットがなければ動きません。
というか、意見が分断されてしまってどこに切り込んでも血が吹き出すリスクしか存在しない状況なので
絶対動きません。

※あれ?木島氏が弱者じゃないの?と思われる方はいないと思いたいですが、
そう思ってしまった人は、世の中をよく見てください。説明する気にもなりません。



それから、プロ障碍者と木島氏本人が言った、けしからん!というような話で炎上していますが、
これは少し誤解があります。というか木島憎しの人によって意図的に捻じ曲げられていますかねぇ。

その発言が出たアベマTVもその後のラジオもちゃんと視聴しましたが、
プロクレーマー、プロ障害者だとかいう批判をされたことについてはどう思いますか、
という問いに対して、
「障害を基に飯を食ってるとか言われましても、まあ実際そうです。」と答えたのであって、
これ自体にそこまで問題は感じません。
実際に講演や執筆で稼いでいて、これ自体は悪い事でもなんでもないので。
講演料が高いなんて事もいわれてたりしてますが、まぁ見るところ普通ですし、
高かろうが内容が伴わなければ需要がないわけで設定は自由ですし。

プロ障碍者という如何様にも捉えられる言葉に乗ってしまったのが問題なだけです。
この一件の木島氏のアプローチが悪く、その行為とプロ障碍者というワードが結びついてしまって
凄まじい違和感を醸し出しているのが原因ですから、結局は自業自得なんですけどね。
プロ障碍者ではなく、障碍者対策におけるプロです、
みたいな答えにしていればここまで炎上しなかったでしょう。

本当の問題はそこではなく、アベマTVの番組内で
「事前連絡が必要だとは知らなかった」と言いやがった事です。
散々TV各局で「事前連絡、まぁ面倒なんですよ」とテロップ付きで答えてたろうが。
というか100カ国以上訪問してるバリアフリー研究所の所長さんですよねぇ?
航空各社揃って要事前連絡となっている規則を知らないはずがないだろう。
なぜ嘘をついたんですかねぇ。



ああ、めちゃくちゃ長くなりましたね。。
まだ書き足らないのですが、これ以上書くと話をまとめきれないのでこの辺にしておきます。
障碍者に対する思いや接し方というのは、難しいところもあるのは事実ですが、
それは単に人と人の接し方の難しさであるだけです。
ややこしいのは人権だの差別だのという訳の分からない力を持ち込んでくる輩です。
どちら側にいてもこの感じのやつだけはホントにどうしようもないわと思っています。
ほんとうんざりする。
なのでこんな感じの記事になりました、という事です。


僕と同じようにモヤモヤしてる人たくさんいると思うんだけどなぁ。どうなんだろ。
今回、乙武氏は置いておいても橋下さん(徹ね)が木島氏を手放しに擁護してたのがとてもショックでねぇ。
もっと頭のいい人だと思ってたんですが、感情で動いた時に限ってはやっぱりちょっとアレなんですね。残念。
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